ドナルド・トランプ大統領候補がビットコイン取引を増やす可能性

公開日時: 2016/07/10 AM8:30 JST

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トランプ氏がもしも当選するとなった場合、マクロ経済に与える影響も大きいが、ビットコイン(Bitcoin)取引が大幅に増加する可能性もあると最新のレポートが報告している。

経済的に不安定な時期にビットコイン価格が急上昇する傾向は顕著になってきており、Juniper Researchの調べではトランプ氏の当選の後にも同様のことが起こるのではないかと予想されている。

このレポート作成者であるWindsor Holden氏は、インタビューで、経済学者たちの懸念を招いているのはトランプ氏の中国とメキシコに対する『攻撃的な態度』および『イスラム教に対する好戦的な発言』によるものだと述べている。

Juniper社の予測責任者でもあるHolden氏は、トランプ氏の『自由貿易に対する敵意』は関税の賦課をもたらし、イスラム教徒の米国入国を禁止するという脅威はジハードの理由とされるだろうと述べている。

「もしそのような結果になれば、国家経済に対する実体的なマイナスの影響が明らかにあるだろう。そのため、もしトランプ大統領の誕生が確かになれば、ビットコインの取引量は引きあがり、それとともにビットコイン価格も上昇する可能性がある。」

トランプ氏以上の要因

人民元の下落と英国のEU離脱による不確実性もまたビットコインがヘッジ先とみなされる理由として挙げられている。ビットコインの採掘報酬の半減 (半減期)という要素もまたビットコインの取引額を引き上げる。半減期を間近に迎える今年はビットコインの取引量は一時920億ドルにまで押し上がり、年 初の3倍ほどの額を記録した。

3月にはEconomist紙が今年の初めに発表された世界の10大リスクの一つとしてトランプ氏を挙げており、こうした要素もJuniperのレポートに含まれている。

ビットコインの普及

Juniperは様々な社会的・経済的課題の結果としての世界の不安定さもまたビットコインの普及の要因の一つとして報告している。社会の不安定さ に中で、処理コストが低いことや国境を越えた取引が簡単であることなどのメリットがビットコインの普及につながっているという予測だ。